飲食店開業についてその⑤ まともな社会人になろう
現在、飲食店で社員やアルバイトで働いていて、将来飲食店の開業を目指している方。
または、夢の飲食店開業を目指して別業種で頑張って働いている方。
開業を目指しているという事は、いずれ経営者になるという事です。
まず、経営者としてのレベルになる前に、当たり前のまともな社会人になる必要があります。
「まともな社会人」はどのような人でしょう。
・決められた時間は守る
・自分に行ったことに責任を持つ
・間違えたら認めて謝る
・人の話をよく聞く
・自分の考えを正確に伝える
・よく考えて行動する
・相手の都合を考える
・お金の貸し借りはすぐに清算する
・法律をきちんと守る
・税金や年金はきちんと払う
こんな感じでしょうか。
自分も、20台前半の若いころは自分の事で精一杯で、常識通りの「まともな社会人」ではなかったなと思いだします。
・仕事を掛け持ちしすぎで朝起きられず遅刻が多い
・自分のやったことをの責任を自分だけで解決できない
・変なプライドを持ち、素直に謝れない
・自分のやりたいことを最優先
などなど、今思い出すととても恥ずかしい
時々、開業の相談や店舗づくりの問い合わせが来るのですが、「まともな社会人」になる前の人が意外といます。
・メールの問い合わせが来たので返事をしても返ってこない
・約束した日時を突然変える
・自分の要望や考えがまとめられない
そのような方は、店舗づくりを始めても大変です。
・いくら何でも非常識な要望をする
・必要書類をなかなか用意しない
・ある程度進んでしまった後で、大幅な変更を要求する
・設計契約後に請求しても入金されない
・根拠のないクレームや値切りをする
どのような方であろうと、やる気と開業資金が調達できれば店は完成オープンするでしょう。
ですが、経営者が「まともな社会人」になれていないと長続きしないでしょう。
連絡に返事をするのはあたりまえで、返事がなければ物事が進みません。
日時の変更は早めに連絡しましょう。
常識をもって要望や希望を伝えましょう。
必要な書類などは早めに用意できるようにしましょう。
お金のことは一番きちんとしましょう。
信頼、信用置ける「まともな社会人」にならないと、開業できません。
開業しても、必ずどこかで行き詰ってしまいます。
経営者候補として、当たり前のまともな社会人になろう